2025.12.22

白だけじゃだめなの?!白だけでも何色あるの?!色を注文する際の基準とは!

白だけじゃだめなの?!白だけでも何色あるの?!色を注文する際の基準とは!

塗装工事を進めるうえで、「色」は最も重要な要素のひとつです。
しかし、実際の現場では次のような疑問が頻繁に寄せられています。

  • 「白を注文したいんだけど、白って1種類じゃないの?」
  • 「日塗工番号って何?どうやって決めるの?」
  • 「見本帳の色と実際の色が違うのはどうして?」
  • 「そもそも“色”ってどういう仕組みで見えているの?」

この記事では、これらの疑問をすべてまとめて解説し、さらに
塗装の色選びで絶対に失敗しないための完全ガイド
として、できるだけ深く・わかりやすくまとめました。

プロの塗料店として日々ご相談を受けている内容をもとに、一般の方にも職人さんにも役立つ「色の基礎知識・色番号の仕組み・注文のコツ」まで網羅しています。

この記事を最後まで読めば、あなたも今日から「色指定の迷い」がなくなり、
見積りや工事の打ち合わせもスムーズになります!


色とは? ─ なぜ“白”なのにたくさん種類があるのか

まず前提として、私たちが見ている「色」は、光が物質に当たった際に反射・吸収される割合によって決まります。

白い塗料は光をほぼ均等に反射しますが、実際には次のような違いがあります。

  • わずかな黄味が入っている白
  • 青味を帯びた寒色系の白
  • グレーが入った落ち着いた白
  • 明るさ(明度)が高い白/少し暗めの白

そのため、カタログで「白」と書かれていても、メーカー・材料・シリーズごとに沢山の白が存在します。

さらに、同じ材料でも
実際の仕上がりは面積の大きさ・光の当たり方・周囲の色の影響を強く受けます。

特に外壁塗装では、室内で見た色と屋外で見た色が大きく変わるため、プロも慎重に色決めを行います。


日塗工番号とは? ─ 日本塗料工業会が定める“色の共通言語”

塗装の現場で最もよく使われる色の基準がマンセル表色系を基準にした「日塗工番号(にっとこうばんごう)」です。
正式名称は「日本塗料工業会色見本(JPMA STANDARD COLOR)」というもので、
業界では「日塗工(にっとこう)」と呼ばれています。

この見本帳は毎年発行されており、
建築塗装で最も信頼性の高い色の基準
として全国の職人・塗料メーカー・設計事務所で共通使用されています。

日塗工番号の構成

例:「N-90」「25-85B」「55-20D」など。

  • N(ニュートラル):無彩色を表す。白〜黒のグラデーションで+、色味はなく明度の違いで区別されます。
  • 数字(色相→明度→彩度):色味・明るさ・鮮やかさを示す。
  • 例:25-90B→25(色相)-90(明度)B(彩度)

特に白の代表格「N-90」「N-93」「N-95」などは外壁色の定番で、
わずかな違いなのに仕上がりの印象は大きく変わります。


それなのに白だけでも何色あるの? ─ 白系カラーの“深すぎる世界”

「白=1色」と思っている方は非常に多いですが、塗料が違うと「白」も異なったりします。

ここでは、白を選ぶうえで重要な3つのポイントを解説します。

(1)明度の違い

白に見える色でも、明度(明るさ)が微妙に違います。

  • N-90 … ほぼ純白。青い白になりやすい。
  • N-93 … ナチュラルな標準の白。
  • N-95 … 太陽光で反射が強く、眩しいレベルの白。

(2)色味の違い(黄味・青味)

白の中にごくわずかに
黄色・赤・青・緑・グレー
が入ることで微妙に異なった「白」になります。

  • アイボリー寄りの白 → 柔らかい・温かい印象
  • 青味の白 → 清潔感・シャープな印象
  • グレー寄りの白 → 落ち着きのある上品な白

(3)素材による違い

  • 外壁と屋根で白の見え方が違う
  • モルタルとサイディングで発色が違う
  • 艶あり/艶消しで全く違う色に見える

特に艶消しは光を吸収するため、同じ番号でも「暗く見える」現象が起こります。

(4)メーカーごと、塗料ごとの「白」の違い

塗料製造メーカーは、淡彩色を作るためのベースとして「白」を使用しますが、実はこの「白」がメーカーごと、塗料種別ごとに異なります。
「N-95」が最高明度の「白」なのですが、例えばその塗料では最高の「白」でもこの「N-95」に届かないものもあるのです。


色決めで失敗しない方法 ─ プロが使う実践テクニック

「白」の話はここまでとして、ここからは、当社が実際に塗装店様・個人のお客様からご相談を受ける際に使っている
「色決めの成功ポイント」をまとめてご紹介します。

① A4の塗板見本で必ず確認する

見本帳の小さな四角形では色の印象が大きくズレるため、
A4サイズの塗板での確認が必須です。

特に白は
面積効果(大きな面になるほど明るく見える)
の影響を強く受けます。

② 晴れの日と曇りの日で確認する

太陽光・曇天・日陰のどれで見ても印象が変わらない色を選ぶと失敗しません。

③ 屋外で確認する(屋内は絶対NG)

室内照明では色が完全に変わります。必ず屋外で確認しましょう。

④ 外壁・屋根・付帯部の組み合わせを見る

白単体では良くても、
サッシの色・付帯部の色・屋根色と合わせると違和感が出ることがあります。


色を注文する際の基準 ─ 職人もお客様も迷わない方法

■ 基本の注文方法(最もトラブルが少ない)

① 日塗工番号で指定する
→ 例:N-93、25-92B、35-60Dなど

② メーカーの標準色で指定する
→ 例:水谷ペイント ナノコンポジットW「NC-05」

③ 調色指示書を使う
さらに、当社では13時までのご注文で当日出荷が可能なため、急ぎの現場にも強く選ばれています。
※掲載の塗料および、掲載の色のみ対応いたします 👉調色できる色から塗料が検索できます!


色の見え方が変わる理由 ─ 色が“濁る・明るく見える・暗く見える”の科学

実際の現場では、同じ番号を使ったはずなのに、
「全然違う色に見える」
「なんか黄色っぽく見える」
「白すぎてまぶしい」
といった現象がよく起こります。

その原因は次のとおりです。

  • 太陽光の向き
  • 外壁の素材(吸い込み)
  • 艶の有無
  • 周囲の建物や自然の反射光
  • 時間帯
  • 天候
  • 下地の色(とても重要)

特に下地の色は非常に影響が大きく、
白を塗る場合は必ず白系の下塗り材を使うことが鉄則です。


まとめ ─ 白は奥深い。だからこそ“基準を知ること”が大切

白はシンプルなようで、実は最もデリケートで奥深い色です。

日塗工番号・色味・明度・艶・素材・光の条件──
これらを正しく理解すれば、色選びの失敗はぐっと減ります。

そして何より、
色決めに迷ったら専門の調色店に相談することが最も確実です。

当社では、掲載していない色・メーカー非掲載色の調色も全て対応しています。
お気軽にご相談ください。


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