残っている木材保護塗料を除去しましょう!
『ステントル 』『ケストル』 ㈱ミヤキ
建物の向きや庇の具合などで木材に残っている旧木材保護塗料(以下WP)の状態は様々です。
ウッドデッキなどでは日射の状況によって旧WPが残っている箇所、消失して木素地が露出している箇所があります。
これを塗りつぶしではなく半透明で仕上げようとすると現状より濃い色を選択せざるを得ない上に、ともすれば残っている塗料の影響で仕上がりに色ムラが出ます。
この辺が「木材の塗り替えは面倒」と言われる所以です。
綺麗に上げようとすれば残っている旧WPを除去するしかないのですが、研磨するにせよ薬品を用いるにせよ一定レベルまでの除去は大変な作業でした。
ご紹介する『ステントル』は木部に残っているWPやステインを除去するための商品です。
対象木材に水を含ませて原液を塗付後、時間を見計らってナイロンタワシなどで擦り、水拭きまたは水洗いするという工程です。
状態が新しいものより古い方が、濃い色より明るい色の方が落ちやすいという傾向はありますが、回数を増やす事で効果を上げる事が出来るのは、通常の剥離剤と同じです。
(キシラデコールを対象とした試験ではタンネングリーンが一番手間が掛かったそうです。)
ステントル 施工前→施工後
また玄関ドアの様にステインの上にワニスが塗ってあるケースでは『ケストル』でワニス剥離を行ってから『ステントル』でステイン除去という事になります。
この『ケストル』は特に剥離しにくいフタル酸系ワニスやウレタンワニスに効果的を発揮する商品です。
ケストル 施工前→施工後