日本メーカーの塗料は「水性反応硬化形アクリルシリコン樹脂塗料」など、商品の性格や系統、特徴が品名の前に謳われていますが、

海外製品の場合は事情が違うようです。

「ガーディアン」は米国製の防水材ですが、どうもアクリル・エラストマー系の防水材という以上の情報はありません。

あるのは「紙/木材/スタッコ/スチール/レンガ/石膏ボード/粗骨材コンクリート/細・粗砂コンクリート/軽量気泡コンクリート/コンクリート/石材」に

使用可能で、「水平面/傾斜面/垂直面/どこでも使用可能」だということです。

もっともここで言う「使用可能」は、必ずしも「直接塗りOK、単体仕上げOK」という事ではなく、

対象物の種類は何か？状態はどうか？水平面か垂直面か？等によって、下地処理・下塗り・上塗りに別材料を選定し、

必要に応じて組み合せていくという意味です。

つまり万能に近い側面を持っているけれども、スペックを組むには相応の経験も必要という風に解釈できます。

言い方を変えれば使い手を選ぶ商品かも知れません。

しかし、コンクリートブロックに塗付して長期間漏水一つないという性能には驚くほかありません。

また、施工実績の中に多種多用な屋根、外壁の防水工事に加え、

星野リゾート内の高層ビルのタイル剥落防止工事なども含まれている事から、

その塗膜の強靭性と転用の可能性が伺えます。

この「ガーディアン」は、可能性を感じさせる興味深い材料ですので、

まずはメーカー実績に基づく施工要領を実践することから始めて、使い続けることで施工経験を積み、

「自社の武器」にしていくという面白味がありそうです。

そこまで来ると今度は更なる可能性が見えて来るかもしれません。

イフスジャパン㈱→http://www.eifsjapan.com/guardian.html