2024.05.08

旧塗膜の肌合わせ「 肌合わせの救世主は「魔法」みたいな「ローラー」!!」

躯体までは影響が及んでいないものの結構やっかいなのが「旧塗膜の肌合わせ」という作業です。

まれに集合住宅の共用廊下上裏などで旧塗膜のリシンがそこそこ浮いており、塗替えの際に肌合わせが必要なケースを目にします。

このような「肌合わせ」はごく小面積なら大抵上手くごまかせますし、大面積ならあきらめて再度吹付けを選択するしかないのですが、中途半端な面積の場合、またそのような状況が散見されるような場合は悩みどころです。

わざわざコンプレッサーとリシンガンを持ち込み、養生をするのもどうかと考えてしまいますし、そもそも吹付け工法そのものを避けている改修現場ではお手上げです。

今まででしたら模様が似ている高意匠塗材用の「パターンローラー」を使ってある程度の差異には目をつぶるか、精和産業の「タッチアップガン」を使ってパターン付けをしていたのですが、「これが決め手!」というような方法はありませんでした。

そんな中、株式会社ヤグチ技工が開発したのが「魔法ローラー」シリーズです。catalog.pdf (891.co.jp)

ヤグチ技工といえば今までもその独特な発想と技術力で「TNC工法」「クローンタイル」「ハーガスNeo」などの差別化商材を世に出してきたユニークな企業です。

そのヤグチ技工の「魔法ローラー」とは一言で言えばパターンローラーなのですが、実はありそうで無かった「外装塗料のテクスチャーに特化したパターンローラー」なのです。

「外装用塗料」と聞いて何が思い浮かぶかといえば、まず「吹付けタイル」「リシン」「スタッコ」ではないでしょうか?

特に「吹付タイル」「リシン」は外壁が磁器タイル仕上げであっても上裏や外部階段壁面などで使われている定番のパターンです。

にもかかわらず専用のパターンローラーは存在していなかったのです。

ヤグチ技工の「魔法ローラー」にはまさにこの汎用性の高いパターン「吹付タイル模様」「吹付タイルヘッドカット模様」「リシン模様」の3種類があり、マニュアルに従って施工することで再現性の高い仕上がりを提供します。

L1(リシン模様)、F1(タイル吹き放し模様)、H1(タイルヘッドカット模様)、S1(スタッコ模様)が標準で、これより粒の大きいシリーズが「2」(例:L2やF2、H2)シリーズとなり、反対に粒の小さなパターンは「3」シリーズで、現在F3(タイル吹き放し)のみ発売となっています。

H3(タイルヘッドカット模様)は製作開始しておりますので6月の上旬頃に発売予定です。

尚、リシンのL3(骨材の大きさはL1と同じで、L1よりも骨材の密度が多いタイプ)は、H3の後となりますので、発売時期はまだ読めない段階です。

ますます充実が期待される商品となっています!

 

魔法ローラー「バージョン1」

→魔法ローラー | 業務用塗料・塗料用品の専門サイト ペイントワン (paint-one.jp)

魔法ローラー「バージョン2」

→魔法ローラー | 業務用塗料・塗料用品の専門サイト ペイントワン (paint-one.jp)