2024.09.13

可視光応答形光触媒登場!「セブンチタニックα」

光触媒工業会の発表によると、2016年の光触媒塗料の市場は全体で619億円となっており、

このうち外装材が539.7億円と80%以上を占めています。

窯業サイディングなどの外装材で光触媒仕様が広がっていることが要因と思われ、

その他では内装材が47.2億円、浄化機器7.8億円、生活用品6.1億円、その他18.2億円となっています。

昨今、「抗菌・抗ウイルス商品」の市場は大きな伸びを見せていますが、

建築用光触媒コーテイングの需要が急増したという実感はありません。

「抗菌・抗ウイルス」と言えば対象としてイメージするのは「室内」「身の回り」であり、

そもそも外装用途がほとんどである建築用光触媒コーティングは流れに乗りにくい状況になっているのです。          

酸化チタンを代表とする光触媒は,防汚,超親水,抗菌,脱臭,VOC除去,NOx除去等の様々な効果があることから

各種用途への利用が拡大してきましたが、従来の酸化チタン材料は,紫外光が存在する環境でのみ光触媒活性が発現するため、

条件が不足する室内使用では効果が表れにくいのが問題でした。

近年可視光下でも作用する光触媒も開発されましたが、これらの可視光下で作用する光触媒は、

紫外光により作用する光触媒に較べて光触媒活性が低く,高性能化が望まれていたというのが現状でした。

「セブンチタニックα」は光量の少ない室内などでも効果を発揮する可視光応答型光触媒を採用し、

その効果に金属イオンの助触媒による殺菌力と消臭力を付与し、相乗効果での抗菌・消臭・抗ウイルス性を強化した商品となっています。

従来の光触媒コーティングに必須であった無機アンダーコートは必要なく、

無希釈の「セブンチタニックα」をエアスプレー使用で吹付ける(30㎡/1L)だけです。

塗装業の皆様の雨期の中仕事や北国での冬場の中仕事の確保や、

飲食業種への定期メンテナンスなど提案の幅を広げていける商品となっていますので、ぜひご検討ください!

 

 

㈱セブンケミカル→セブンチタニック (seven-chemical.co.jp)